鳶職の6つの種類について
2022/04/01
鳶職というと、「鉄骨で足場を組む人」というイメージがあるのではないでしょうか。
しかし実際には、鳶職は6種類に分けられます。
今回は、この6種類の鳶職の特徴についてご紹介いたします。
足場鳶
一般的にイメージしやすいのが足場鳶でしょう。
建設現場で足場を設置するのが仕事です。
現場で働く人のは、足場鳶が組んだ足場を頼りに作業を行います。
現場の作業が終わったら足場の後始末をするのも足場鳶の仕事です。
鉄骨鳶
鉄骨を専門に扱う鳶職人を鉄骨鳶といいます。
クレーンを使う程の高所での作業となり、上げられた鉄骨をボトルで締めて固定していきます。
高層ビル、橋梁などの鉄骨の組立工事などに携わります。
重量鳶
大型機械などの重量物を高所の建物内部に移動・設置を行うのが重量鳶です。
重量物と扱うため、精度が必要とされ、専門性も高いといえます。
機械鳶
クレーンやリフトなどの機械類を扱う鳶のことを指します。
重量鳶と重複するところもありますが、機械の据付なども行います。
橋梁鳶
鳶職の中で最も専門性が高いのが橋梁鳶です。
橋だけでなく、高速道路やダム・鉄塔などでも作業を行います。
地上100mでの作業や大規模工事が多く専門性と技術が必要となります。
町場鳶
一軒家の木造住宅がメインとなる鳶職です。
足場以外にも、家の柱や梁もかける場合もあります。
送電鳶
送電鳶とは、高所で作業する電気工事士を指します。
正式には「送電線架線工」と呼ばれます。
鉄塔にのぼり特別高圧架空送電の敷設や保守作業を行うため、専門性が高く、鳶職とは少し違った印象かもしれません。
まとめ
鳶職といっても様々な現場や専門性があり、それぞれに魅力的な特徴があります。
目指す鳶職人になれるように、若いうちから目標を立てておくと良いのではないでしょうか。