安全帯の使用期限はいつまで?
2023/08/02
高所作業を安全に行うための必須装具である安全帯の使用期限は、具体的にいつまでなのでしょうか。
今回は、安全帯の使用期限について見てみましょう。
安全帯の使用期限は自主基準
安全帯の使用期限は、自主基準が基本です。
法令における安全帯の使用期限
工事現場や作業員の安全を守るためにさまざまな法令が定められていますが、安全帯の使用期限は厚生労働省が定める法令のどこにも明記されていません。
そのため、安全帯の使用期限というものは法的には存在しないことになります。
ただし、実際には使っているうちに安全帯は劣化していきますので、安全点検が必要不可欠です。
安全に使える使用期限の目安
安全帯の使用期限とは、安全に使える期間を指しています。
この目安となるのが、各メーカーが集まって作った安全帯研究会の定める自主基準です。
安全帯はロープやランヤード、ストラップといった部品で構成されており、これらの部分に摩耗が生じて耐久性が落ちてきます。
ロープやランヤード、ストラップ部品の使用期限は2年です。
その他の部分の使用期限は3年となり、部品の交換もしくは安全帯そのものを新しくする必要があります。
安心して安全帯を使うためには
法令で使用期限が定められていないと、どうしても管理が甘くなりがちです。
ただ、安全帯は高所で作業をする作業員にとって、まさに命綱に他なりません。
安全帯を安心して使うためにも「使用を開始した日付を書く」などの工夫が大切です。
装着前に、それぞれの部品の日付をチェックすれば、安全かどうかを確認することができますよ。
まとめ
高所作業を行う作業員にとって、安全帯は転落の心配をせずに仕事に打ち込める大事な装備です。
弊社ではメーカーが定めた使用基準をしっかり把握し、安全対策に努めた上でスタッフを募集しております。
安全で快適な労働環境を整えておりますので、求人応募にあたって疑問がございましたら、お気軽にお尋ねください。